考えさせられる映画9選

あなたが映画に求めるものは何でしょうか。

「映像クオリティ」「面白いストーリー」「衝撃的なオチ」「ハラハラドキドキ」「好きな役者」…etc

観る人によって様々だと思いますが、私が映画を観る際に特に期待していることは「問われること」です。

何かを問われる、つまり自分なりの答えを考えさせられる映画です。

世界に溢れる映画の中には、観る者に問いを投げかけ、考えさせられる作品がたくさんあります。

問いのアプローチは多岐に渡り、自分ごとだったり、実際に世界に存在する問題だったりします。

あるいは他人ごとと思ってたことが、実は自分と繋がっているのかもと考えさせられたりもします。

また、観る人によっても投げかけられる問いも変わってきます。

そんな、問いを投げかけられ考えさせられる名画を8つ紹介したいと思います。

多くの映画はフィクションです。

しかし、それを生みだした作り手たちの中にあるリアルな世界という意味では、全ての映画はノンフィクションでもあるのです。

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フロリダ・プロジェクト

考えさせられる映画「フロリダ・プロジェクト」

公開:2018年
製作国:アメリカ
監督:ショーン・ベイカー
出演:ウィレム・デフォー / ブルックリン・キンバリー・プリンス / ブリア・ビネイト

貧困からフロリダの安モーテルに住むしかない若いお母さんと娘の物語。

容赦ない悲惨な現実も、無邪気な子供の純粋さも、実にフラットに描かれている人間ドラマです。

表現に過剰な同情も批判もなく、ただただ地続きの日常として映し出しているからこそ「なぜこの親子はこうなってしまったのだろう」と考えさせられます。

また、娘のムーニーちゃん役のブルックリン・キンバリー・プリンスの演技が凄いです。

何度も号泣してしまいました。

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クラッシュ

考えさせられる映画「クラッシュ」

公開:2005年
製作国:アメリカ
監督:ポール・ハギス
出演:サンドラ・ブロック / ドン・チードル

主人公はおらず、様々な人物がストーリーを紡ぐ様に描いれていきます。

様々な人種・階層・職業の人々の心が連鎖反応を起こしていきます。

些細な事で吐きだされた人を傷つける言葉ひとつが、悪意となって連鎖していきます。

また、傷つける言葉を吐いたその人にも、不幸な背景があったりと、キャラクターひとりひとりの描写が深いです。

自分は関係ないと思っている様々な問題に自分もどこかで加担してはいないだろうか。

そんな事を考えさせられる映画です。

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永い言い訳

考えさせられる映画「永い言い訳」

公開:2016年
製作国:日本
監督:西川美和
出演:本木雅弘 / 深津絵里 / 竹原ピストル
原作:西川美和「永い言い訳」

作家の衣笠幸夫(本木雅弘)は、妻の夏子(深津絵里)を交通事故で失ってしまいます。

しかし夫婦関係は冷めきっており、幸夫は悲しむことはありませんでした。

事故を機に、夏子と共に事故死した大宮ゆき(堀内敬子)の夫である大宮陽一(竹原ピストル)と彼の子供たちとの交流が始まります。

トラック運転手である陽一は2人の子供を抱え、困窮した生活を送ります。

そんな陽一に、経済的にも精神的にもさしてダメージを受けていない幸夫は手を差し伸べます。

陽一や子供たちとの交流の中で、それまで蓋をしていたはずの人間らしさというか、人間臭さが幸夫に戻ってきます。

また、自分とは全く異なる価値観を持つ人々との交流を通して、死んでから夏子のことを意識していきます。

人間の幸せは、どこまで行っても独りでは成立しないと思います。

そんなことを考えさせられる映画でした。

当たり前の様に周囲にいてくれる人たちを有り難く思えました。

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オクジャ okja

考えさせられる映画「オクジャ okja」

公開:2017年
製作国:韓国 / アメリカ
監督:ポン・ジュノ
出演:アン・ソヒョン

人間が食用の為に開発した怪獣と、その怪獣オクジャを守ろうとする少女ミジャ(アン・ソヒョン)の物語。

人間の都合だけを考えた品種改良への問題提起。

人間は他の動物たちの命を頂いて生かされているというメッセージ。

色んな問いを投げかけられ、考えさせられる映画です。

グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち

考えさせられる映画「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」

公開:1997年
製作国:アメリカ
監督:ガス・ヴァン・サント
出演:ロビン・ウィリアムズ / マット・デイモン

天才でありながらアルバイト清掃員として生きる孤児の青年ウィル(マット・デイモン)は、ひょんなことから権威のある大学教授にその才能を見出されます。

しかし、深い心の傷を負ったウィルに手を焼き、友人の精神分析医ショーン(ロビン・ウィリアムズ)にカウンセリングを頼みます。

ショーンも妻を失い失意の中におり、2人は衝突を繰り返します。

しかし、時間が経つにつれて互いの心を理解する様になり、2人は通じ合っていきます。

人間が生きる上での戦い、本当に大切なもの…

観る者が色んなことを考えさせられる素晴らしい映画です。

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怒り

考えさせられる映画「怒り」

公開:2016年
製作国:日本
監督:李相日
出演:渡辺謙 / 妻夫木聡
原作:吉田修一「怒り」

八王子郊外で若い夫婦が自宅で惨殺され犯人が逃走します。

1年後、房総(千葉)・東京・沖縄に身元不明の3人の男がそれぞれ現れ、次第に周囲に受け入れられ、それなりの人間関係が作られていきます。

ある日、警察が八王子事件の犯人の整形手術後のモンタージュ写真をテレビ番組で公表したのをきっかけに、それぞれの人間関係が揺らぎはじめます。

この映画が投げかける重要なメッセージ、それは「人間が人間を信じることの大切さと難しさ」だと思います。

傷つかない為に、はじめから他人を信じない。

自分もそうなっていないかと考えさせられる映画でした。

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ペイ・フォワード 可能の王国

考えさせられる映画「ペイ・フォワード 可能の王国」

公開:2000年
製作国:メリカ
監督:ミミ・レダー
出演:ハーレイ・ジョエル・オスメント / ケヴィン・スペイシー

中学1年生の主人公トレバー(ハーレイ・ジョエル・オスメント)は、社会科の先生シモネット(ケヴィン・スペイシー)から「世界を変える方法を考え、それを実行しよう」という課題を出されます。

トレバーは「3人の人に善意を施し、その善意を受けた人がまた3人の人に善意を施せば世界が変わる」と答え、それを実践していきます。

トレバーの善行によって、周囲の人に影響を及ぼし始めます。

人が人に親切にすることの大切さ、そして難しさを描いた、全人類が見るべき傑作です。

子供の純粋な善意に、自分の普段の行いを考えさせられます。

人間の本来あるべき姿が描かれていると思います。

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悪人

考えさせられる映画「悪人」

公開:2010年
製作国:日本
監督:李相日
出演:妻夫木聡
原作:吉田修一「悪人」

「悪意」と「罪」への鋭い問題提起をしている素晴らしい映画です。

主人公の祐一(妻夫木聡)は、取り返しのつかない殺人の罪を犯しました。

しかし祐一だけが悪なのでしょうか。

映画の終盤に、もう一人の主人公とも言える光代(深津絵里)がつぶやくように問いかけます。

「あの人は、本当に悪人なんですかねぇ…」

罪を犯したその人だけが、全ての悪の発端なのか…

そんな事を考えさせられる映画です。

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この世界の片隅に

考えさせられる映画「この世界の片隅に」

公開:2016年
製作国:日本
監督:片渕須直
出演:のん(声)
原作:こうの史代「この世界の片隅に」

戦前・戦中・戦後を生きた「すず」という女性を中心に、すずを取り巻く様々な人間を描いたアニメ映画です。

被爆した国が作った映画ですから、やはり説得力が違います。

この映画の凄いところは、悲惨な戦争をテーマにしているのに、現代を生きる我々が見ても現実感がある点です。

普通の戦争映画は、悲惨さは伝わる一方、現代を生きる日本人にとってどこか非日常でした。

しかしこの映画は、戦争の愚かさや悲しさを確かに表現しているのに、それが現代と地続きに感じられるのです。

だからこそ、今ある平和、そして今も残る暴力について考えさせられます。

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カテゴリ - 映画

2018/10/06

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