適職診断は「キャリア・アンカー」という専門の本でとことんやる!

適職診断の本「キャリア・アンカー」

「自分は現在、適職をやれている」

そう断言できる人がどれだけいるのでしょうか。

ちなみに、Googleで「適職 診断」というキーワードを検索する人はとても多いです。(3万越えのビッグワード)

適職診断の検索

いま自分が適職を選べていないと感じている人が多いのでしょうか。

もちろん中には学生やフリーターの方もいると思いますが、現在なにかしらの仕事をしている人もいるでしょう。

それで、出てくる検索結果なんですが「無料!」とか「5分で診断!」といった言葉が散らかっています。

とりあえず、適職を探すなんてそんなに簡単じゃないんですから落ち着きましょう。

なんなら「適職 診断」の候補ワードに「生年月日」なんて言葉が出てきます。

適職探しは占いではないんです。

まぁ、転職というのはとても大きな市場なので、メディアが煽るのも仕方が無いんですけどね。

とにかく、適職探しはじっくりゆっくり診断していきましょう。

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適職は「何をするか」ではなく「何が譲れない」かで診断

仕事というのは、世の中に何かしらの価値を生み出すことです。

どんな仕事も大変でないはずがありません。

ましてや機械化・自動化、そしてAIが跋扈する時代に、企業がわざわざ人間を雇う理由を考えてみて下さい。

そんな中で「やっている仕事があらゆる面で自分にとって完璧」だと断言できる人なんて世界に一握りでしょう。

また、仕事に対する満足度を構成する要素は色々あります。

仕事そのもの・社会的意義・人間関係・給料・将来性・休日・労働環境…

人によって適職の物差しは違いますが、全てが自分に適している、恵まれていると誰が言えるのでしょうか。

仕事とはそういうものですから、適職を探す際は「何をするか」ではなく「何が譲れない」かで判断する方が賢いのではないでしょうか。

譲れないものだけでも押さえられていれば、それは適職と言えるのではないでしょうか。

これを押さえておかないと、報酬の増減や肩書きの変化、異動などがある度に右往左往してしまいます。

「譲れないもの」を概念化したキャリア・アンカーという言葉

アメリカの心理学者、エドガー・ヘンリー・シャインという人が提唱したキャリア・アンカーという概念があります。

キャリア・アンカーとは、仕事や会社が変わったとしても個人を貫く、船のいかり(アンカー)のような普遍の基軸を意味します。

ザックリ言うと、キャリアにおいて「これだけは譲れない」というものハッキリさせるということです。

エドガー・ヘンリー・シャインは、長きに渡る研究と大規模なリサーチによって、キャリア・アンカーを以下の8つのタイプに分類しました。

専門・職能別コンピタンス

自分の才能・能力ををフルに活用して専門家としての能力を発揮することに満足と喜びを覚えるタイプ。

全般管理コンピタンス

組織の階段を上り詰めること、経営者になることに価値と充足を覚えるタイプ。

自立・独立

どんな仕事であれ、自分のやり方、自分のペースを守って仕事を進めることを大切と考えるタイプ。

保障・安定

自分の人生の安定性を最優先に考えるタイプ。

起業家的創造性

危険を顧みずに、自分自身の会社や事業を起こすことに幸福感、充足感を覚えるタイプ。

奉仕・社会貢献

何らかの形で世の中を良くすることに価値を感じるタイプ。

純粋な挑戦

解決不可能と思える様な障害や問題を解決することと、手強い相手に打ち勝つといったことを追求してやまないタイプ。

生活様式

仕事の時間と私的な個人の時間のどちらも大切にしたいと願い、両者の適切なバランスを大事にするタイプ。

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適職診断にピッタリの本「キャリア・アンカー」

上述したエドガー・ヘンリー・シャインが書いた、その名もズバリ「キャリア・アンカー」という適職診断にピッタリの本があります。

「キャリア・アンカー」を読めば、自分がどうしても犠牲にしたくないコンピタンス(専門的な能力)や動機、価値観を理解できます。

その「これだけは譲れない」を実にロジカルに、客観的に発見させてくれる書籍なのです。

もしかしたら「現在の仕事が実は適職だった」なんて事に気づけるかも知れません。

著者のエドガー・ヘンリー・シャインとは

著者のエドガー・ヘンリー・シャインは、心理学者でありながら、組織開発・キャリア開発などの分野の発展にも貢献し、かのマサチューセッツ工科大学 スローン校経済学部の名誉教授も務めています。

「組織文化とリーダーシップ」「プロセス・コンサルテーション」など有名な著書をたくさん残しています。

組織開発の研究、人材のキャリア研究の権威とも言える人物です。

山口周も推奨

組織開発・人材育成の専門家として第一線で活躍する山口周さんは、著書「天職は寝て待て」の中で適職を探す上でキャリア・アンカーをひとつの指標とすることを推奨しています。

山口周さん自身が数回の転職を経験し、他者のキャリア構築に関わる仕事をしている中で「自分は何が譲れないかを知ること」の大切さを伝えています。

キャリアについて考える上では、「何をするべきなのか」という問いを逆転させて、「何が譲れないか」ということを明らかにするほうが有用かも知れない、という考え方が出てきます。
出典:「天職は寝て待て」

最後に

幸福な人生において、自分に適した職業を選ぶことはとても大切です。

しかし、適職を選ぶ事は簡単なことではありません。

なぜなら、仕事とはそもそも苦労が伴う営みだからです。

だからこそ、じっくり腰を据えて、時間をかけて「仕事をする上で自分は何が譲れないか」を知りましょう。

その道標となってくれるのが、エドガー・ヘンリー・シャインの「キャリア・アンカー」なのです。

カテゴリ - 社会

2018/03/16

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