ウェブサイトのSEOをする際、そもそもGoogleにインデックス(認識)されないと始まりません。
Googleという巨大な図書館に自分の本(ウェブページ)が無ければ、利用者は見つける術がありません。
このインデックスまでのスピードですが、基本的には駆け出しのサイトでも数日あればインデックスされます。
運用歴が長かったり、Googleに信頼されているサイトは、場合によっては数分でインデックスされる事もあります。
一方で「自分のサイトがなかなかGoogleにインデックスされない」とか「新たに追加したページが一向にインデックスされない」という悩みを持つ方も少なくない様です。
そんな方に向けて「確認して頂きたい点」と「インデックスされるための対処法」を解説したいと思います。
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Googleにインデックスされない時に確認してほしい点
noindexタグが入っていませんか?
インデックスされないページにnoindexタグが入っていると、検索エンジンに対してインデックスを拒否している事になります。
noindexタグが入っていたら取り除きましょう。
■noindexタグの有無を確認する方法
・ウェブページのソースを表示します。(そのページ上で左クリックし、ソース表示を選択)
↓
・noindexの文字列を検索(WindowsのChromeならCtrl+F)
robots.txtでクロールを遮断してませんか?
robots.txtとは、ウェブサイトやウェブページへのクローラーのアクセスを制限する為のテキストファイルです。
ドキュメントルートに置く事で、その機能を発揮します。
robots.txtにDisallow(禁止という意味)という記述があれば、クローラーに対して何かしらの制限をしている事になります。
■あなたのサイトのrobots.txtを確認する方法
あなたのサイトのトップページのURLにrobots.txtを付けてアクセスすれば確認できます。
http://www.●●●.com/robots.txt
ドメインがペナルティを受けていませんか?
ドメインを新たに所得したつもりだったが、実は運用歴のあるドメインだった…
しかも、そのドメインがGoogleからペナルティを受けていた…
なんてケースが稀にあります。
もしペナルティを受けていたら、再審査リクエストを送るか、そのドメインは諦めましょう。
■Googleからペナルティを受けているか確認する方法
サーチコンソールでペナルティを受けているかどうかを確認する事ができます。
・該当サイトのサーチコンソール画面を開く
↓
・左メニューの「検索トラフィック」をクリックし「手動による対策」をクリックする
↓
・ペナルティを受けていなければ「手動によるウェブスパム対策は見つかりませんでした。」と表示されるが、ペナルティを受けていた場合は何かしらの理由が書かれている。
■Googleにペナルティ解除のリクエストを送る
↑の画面からGoogleにペナルティ解除のリクエストを送ることができます。
当たり前の事ですが、新規にドメインを取得したつもりのあなたに何の過失もありません。
いま現在はペナルティを受ける理由などありませんから、正々堂々と解除のリクエストを送りましょう。
私の経験上、それでも解除されない事があります。
その場合は無念ですがそのドメインは捨てます。
Googleにインデックスされない時の対処法
サーチコンソールのFetch as Googleを使う
Googleのウェブマスター向けの最適化ツールであるサーチコンソールには、インデックスを促すFetch as Googleと言う機能があります。
■Fetch as Googleの使い方
・該当サイトのサーチコンソール画面を開く
↓
・左メニューの「クロール」をクリック
↓
・Fetch as Googleをクリック
↓
・インデックスさせたいURLを入力し「取得」ボタンをクリック
↓
・表示される「インデックス登録をリクエスト」ボタンをクリック
Fetch as Googleは自由度が高く、インデックスさせたいのが「サイト全体」なのか「ページ単位」なのか、あるいは「指定URLのみ」なのか「指定URLと直接リンク」なのかなどが選べます。
■Fetch as Googleをしても、インデックスが異常に遅いサイトもある
私が管理しているサイトで、運用歴が長いのにインデックスが異常に遅いサイトがあります。
Fetch as Googleをしてからインデックスされるまでに、長いと1週間くらいかかるサイトがあります。
でも、時間が経てばちゃんとインデックスされ、順位も付きます。
理由はまだ掴めてないのですが「そのサイトはそういう扱いをされている」と開き直っています。
クローラーが良く訪れるサイトからリンクを設置
冒頭で説明した様に、有名だったり運用歴が長かったりGoogleに信頼されているサイトは数秒でインデックスされる事もあります。
「長い物には巻かれろ」ではありませんが、既にGoogleに優遇されているサイトにリンクを設置する事で、リンクを辿ってクローラーが早く来てくれるかも知れません。
無料ブログ、ソーシャルブックマーク、キュレーションサイト…etc
手段はたくさんありますが、クローラーの訪問を目的とする場合、リンクタグにrel=”nofollow”が付かないサイトを選ぶようにしましょう。
ただし、不自然なリンクはGoogleのガイドライン違反になりますので、ちゃんとユーザーの為になるページを作り、ユーザーの為になるリンクを設置しましょう。
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インデックスされても、また消えることがある
インデックスされてるのを確認しても、後で見るとインデックスされいないというケースもあります。
作ったばかりのサイトでは特に良く起こります。
それにはこんな理由がある様です。
そういったことは、たしかに起こりうる。
インデックス送信するツールは本質的に、インデックスの速度を通常よりも速める方法だが、インデックスにとどまることは意味していない。
一方において、私たちが通常インデックスする、いわば”primary indexing mode(プライマリ インデックス モード)”にそうしたURLが切り替わるということもありうる。
即座のインデックスが、その後すぐにプライマリ インデックスに登録されたり、プライマリ インデックスへの登録と重なったりしていれば、インデックスから消滅する状態を見ることはないだろう。
しかしfast track indexing(ファスト トラック インデックス)みたいなものにまずインデックスされたあとのステップとして、通常のインデックスに登録されるURLの方が多くなることがときどきある。
そうしたことはたしかに発生する。
通常は、そのページに何か問題があるということではない。通常のインデックスにまだ登録できていないだけであって、次のプロセス(通常インデックス)に移行するまでに、時間が多少かかるというだけのことだ。
引用:Googleには2種類のインデックスがある——プライマリ インデックスとファスト トラック インデックス | 海外SEO情報ブログ
まとめ
Googleにインデックスされない…
そんな時は、クローラーの訪問を制限する記述やファイルの有無、ドメインのペナルティ状況をチェックしましょう。
それらがクリアなのにインデックスされない場合は、Googleのツールを使ったり他サイトを活用したりしてインデックスを促してみましょう。
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