コンテンツマーケティングとは
コンテンツマーケティングとは、自社サイトの中にブログカテゴリなどを設け、コンテンツを発信し、検索流入の増加やソーシャルメディアなどでのバズ(拡散)を狙うマーケティング手法の事を指します。
自社サイト(ドメイン)の中で展開するのが主流なのは、ドメインを分けてコストをかける必要がありませんし、SEO的にも有利な為です。
コンテンツマーケティングは、少ないリソースで始められます。
極端な話、コンテンツマーケティングはコストゼロですぐに始めることができます。
新しいサイト(ドメイン)も、新しいサーバーも、アウトソーシングも不要です。
コンテンツ発信する領域を作り、記事を書く適性のある担当者を社内で見つければいいだけです。
コンテンツマーケティングの適任者は、ズバリ「人を惹きつける文章を書ける人」です。
SEOの知識なんて後からどうにでもなります。
自社の商品を熟知し、なおかつ魅力的なコンテンツを作る素質を持つ人が、その商品はどんな悩みや問題を解決できるのかを発信すればいいだけです。
そんな手軽に始められるコンテンツマーケティングですが、特にコンテンツSEOの場合は成功した時のリターンはとても大きいです。
「SEOは意味がないと嘆く人へ」という記事でも解説している様に、検索エンジンを使う人は「知りたい」「行動したい」と言った何かしらの欲求を持ってサイトを閲覧します。
その欲求を満たす商品を紹介するコンテンツがあればやはり成約します。
良い悪いの話ではありませんが、既存の広告戦略とは、訴求の質が明らかに違います。
今まではただの看板としての役割しかなかった企業サイトを、インターネット上で縦横無尽に活躍する優秀な営業マンに変えることができます。
その為、大手も中小も、どんな業界でも、コンテンツマーケティングに取り組む企業が年々増加しています。
そんなコンテンツマーケティングを成功させていると言える7つの事例を紹介したいと思います。
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コンテンツマーケティングが成功している7つの事例
キッコーマン
■企業サイト
http://www.kikkoman.co.jp/
■コンテンツマーケティングを行っている領域
http://www.kikkoman.co.jp/homecook/
■成功しているページ
http://www.kikkoman.co.jp/homecook/series/nattou02.html
■概要と凄いトコロ
コーポレートサイトの中にhomecookという階層を設け、料理のレシピをコンテンツとして発信しています。
凄いトコロは、月間検索ボリューム90,500のビッグキーワード「納豆」でGoogle1ページ目にいる点です。
まとめサイト、個人や法人が運営するメディア、アフィリエイトサイトが跋扈する分野で堂々のランクインです。
料理のレシピという価値を提供しながら「レシピに使われている商品」という形で自社の商品を紹介しています。
購入ページへの導線は無い様です。
楽天
■企業サイト
https://www.rakuten.co.jp/
■コンテンツマーケティングを行っている領域
https://srdk.rakuten.jp/
■成功しているページ
https://srdk.rakuten.jp/entry/2017/08/24/110000
■概要と凄いトコロ
楽天の本家サイトrakuten.co.jpとは別のrakuten.jpというドメインでコンテンツマーケティングを行っています。
珍しいケースだと思います。
成功しているページは、『スゴ本』中の人が選ぶ、あなたを夢中にして寝かせない「徹夜小説」5作品というページで、書評で有名なスゴ本というブログの運営者をライターとして起用しています。
凄いトコロは「はてなブックマーク」で、1400を超えるブックマーク数を叩きだしている点です。
Facebookでのシェア数も多く、まさにバズってます。
ソーシャルメディアからのアクセスは相当多かったと思います。
それぞれの本を紹介しながら、楽天市場本家の購入ページへの導線もしっかり引いています。
ジョンソン
■企業サイト
http://www.johnson.co.jp/
■コンテンツマーケティングを行っている領域
http://www.johnson.co.jp/life/
■成功しているページ
http://www.johnson.co.jp/life/souji_jyutsu/bathroom_03.html
■概要と凄いトコロ
コーポレートサイトの中にlifeという階層を設け、お掃除術などのお役立ちコンテンツを発信しています。
成功しているページは「浴室のカビ取り」のお役立ちページで、「浴室 カビ」「風呂 カビ」「浴槽 カビ」などでGoogle1ページ目にランクインしています。
その中で自社商品「カビキラー」をバッチリ宣伝しています。
購入ページへの導線も抜かりないです。
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LIXIL
■企業サイト
http://www.lixil.co.jp/
■コンテンツマーケティングを行っている領域
http://www.lixil.co.jp/lineup/
■成功しているページ
http://www.lixil.co.jp/lineup/window/inplus/feature/feature02.htm
■概要と凄いトコロ
コーポレートサイトの中にlineupという階層を設け、自社の商品について丁寧に解説しています。
検索流入を狙って作ったというよりは、商品の強みやメリットを細かく説明するコンテンツを作ったら結果的に成功したという印象です。
実際に「結露防止」などのキーワードで上位表示し、問題の解決方法を提案しています。
リフォーム案内やショールームの紹介ページへの導線も素晴らしいです。
タケダ
■企業サイト
http://www.takeda-chc.co.jp/
■コンテンツマーケティングを行っている領域
http://takeda-kenko.jp/
■成功しているページ
http://takeda-kenko.jp/navi/tsukare/katakori/cause.html
■概要と凄いトコロ
コーポレートサイトとは別のドメインを設け、健康に関するお役立ちコンテンツを発信しています。
「肩こり」などのビッグキーワードで上位表示し、解決策を提示しつつも、自社の商品を紹介するという構成です。
ぐるなび
■企業サイト
https://r.gnavi.co.jp/
■コンテンツマーケティングを行っている領域
http://r.gnavi.co.jp/g-interview/
■成功しているページ
http://r.gnavi.co.jp/g-interview/entry/1975
■概要と凄いトコロ
本家サイトの中にコンテンツマーケティングの階層を設けるという主流のやり方です。
ヨッピーという人気ライターを起用し、大阪の厳選たこ焼き店を8つ紹介しています。
このページの凄いトコロは2つあります。
まずソーシャルメディアでバズっています。
FacebookとTwitterでたくさん拡散されているのもさることながら、はてなブックマークで1600を超えるブックマークを獲得しています。
さらにGoogleで「大阪 たこ焼き」1位です。
爆発的なバズを起こし、さらに検索エンジンからの安定的な流入も確保する。
まさに大成功しているコンテンツマーケティングと言って差し支えないでしょう。
各たこ焼き店の紹介をしつつ、それぞれの店舗個別ページへの導線を引いています。
SUUMO
■企業サイト
http://suumo.jp/
■コンテンツマーケティングを行っている領域
http://suumo.jp/town/
■成功しているページ
http://suumo.jp/town/entry/nishikawaguchi-fushigishiatsu/
■概要と凄いトコロ
本家サイトの中にコンテンツマーケティングの階層を設けるという主流のやり方です。
SUUMOタウンと銘打って、様々な街の情報コンテンツを公開しています。
凄いトコロは「西川口」単ワードや「西川口 治安」と言ったキーワードでGoogleで上位表示しています。
「西川口 治安」と検索する人の中には、西川口の不動産の見込み客、あるいは今すぐ客が一定数いると想定されます。
そう言ったキーワードでページに着地してもらい、SUUMOで物件を探してもらおうという狙いです。
もちろん文末には、西川口の不動産紹介ページへの導線が設置してあります。
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