映画に限らず、世の中に溢れるランキングを参考にしても、本当に良いものに出会えることって少ないと思います。
単純なセールスのランキングだったり、ランキングの顔をした広告だったり…
ランキングで上位の映画を見たのにつまらなかった…
そんな風にお金と時間を無駄にしないための、絶対に信頼できる映画ランキングを2つ紹介します。
キネマ旬報ベスト・テン
キネマ旬報とは、創刊から100年近く映画雑誌です。
そのキネマ旬報が、毎年映画ランキングを発表しています。
日本映画・外国映画・文化映画・個人賞など、部門別にランキングを作っています。
「芸術的に最も優れた映画を選出する」という崇高な理念にもとづいて、映画関係の評論家や記者、メディア編集者から選抜した120人前後の選考委員によって行われています。
この映画ランキングで評価されている作品は、ほぼ間違いなく良い映画だと思います。
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宇多丸の映画ランキング
ヒップホップグループRHYMESTERのMCである宇多丸が決める年間の映画ランキングです。
宇多丸は、冠ラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」(通称:タマフル)を毎週放送しており、その番組の人気の固定コーナーとして「週間映画時評 ムービーウォッチメン」というものがあります。
ムービーウォッチメンでは、毎回ひとつの映画に対して客観的で鋭い批評をします。
その作品に対する情報収集も徹底しており、監督や俳優、映画の背景まで知ることができます。
観たことがある映画でも、新しい視点や発見、気づきが与えられます。
個人的には「映画を観る」→「ムービーウォッチメンの批評を聞く」→「また同じ映画を観る」という楽しみ方をしています。
そんな宇多丸が、番組の中で毎年映画ランキングを発表しています。(2008年頃から)
もはや映画ファンなら絶対に無視できない映画ランキングです。
キネマ旬報ベスト・テンの様にオフィシャルの映画ランキングに関するウェブコンテンツはありませんが「宇多丸 映画 ランキング」などでインターネット検索すれば多くのページが出てきます。
ちなみに宇多丸と双璧をなす映画評論家で町山智浩がいますが、この方は特に映画ランキングを発表していません。
今、名実共に映画評論家としての最も評価されてるのは、この2人ではないでしょうか。
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