SWITCHインタビュー達人達とは
SWITCHインタビュー 達人達(たつじんたち)とは、NHKで2013年4月から放送されている対談番組です。
達人、つまり著名人や特定の分野のスペシャリストたちが、サシで対談をするという番組です。
放送は毎週土曜の22時〜、再放送が毎週土曜の0時(金曜深夜)〜です。
SWITCHインタビューの主題歌は、椎名林檎「孤独のあかつき」が起用されています。
達人達が見ている景色、お見せします。
異なる分野で活躍する2人の達人が出会い、語り合う。
ただし、単なる対談番組ではありません。
番組の前半と後半でゲストとインタビュアーを「スイッチ」しながら、それぞれの「仕事の極意」について語り合い、発見し合う、いわばクロスインタビューです。
出典:SWITCHインタビュー 公式サイト
■SWITCHインタビュー 公式Twitter
明日の「SWITCHインタビュー」は、満島ひかりさんと海部陽介さんの回のアンコール放送。どこまでも想像力が広がる、ロマンあふれるトークです。 #nhk_switch
— NHKスイッチインタビュー (@nhk_switch) 2017年12月15日
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SWITCHインタビューの魅力と神回
SWITCHインタビューの魅力は、そのマッチングの仕組みにあると思います。
一方の達人が会いたい達人を指名するという仕組みです。
この第三者が仕込める要素を排除することによって、よりリアルな対談が実現されます。
それにより、ちゃんと面白い回とつまらない回が生まれる所が魅力的です。
面白い回は、2人の達人が化学反応を起こしグルーヴ感が出ています。
例えば、霊長類学者の山極壽一と探検家の関野吉晴の回がまさに神回です。
違う分野の専門家2人の互いへの関心がとめどなく溢れ、お互いに刺激しあい、深く掘り下げあっている感じがします。
あるいは、坂東玉三郎と松任谷由実の時もそうです。
アーティストとしてのレベルが高すぎて話の内容がほとんど理解できないのですが、なんとも言えないグル—ヴ感に引き込まれてしまいます。
他にも、松岡修造と茂木健一郎も神回との呼び声が高いです。
松岡修造のポジティブが炸裂していたり、茂木健一郎が急に熱唱したり、カオスな回でした。
松本明慶と林要の回も凄かったです。
神回の時は60分の枠におさまりきらないほどの濃厚な内容です。
逆につまらない回、噛み合ってない時もあります。
映画監督の西川美和といきものがかりの水野良樹の回です。
水野良樹が西川美和に会いたいとの事で実現した組み合わせなのですが、この回はイマイチでした。
西川美和の「ポカーン感」「ノれてない感」が伝わってきます。
決して水野良樹がダメと言ってるんじゃなくて、西川美和がアーティストとして深すぎるので、釣り合ってない印象でした。
そんな感じで、面白い回とつまらない回がちゃんと混在してるのは、SWITCHインタビューがリアルな証拠なんです。
マッチングも達人まかせ、進行や台本など無い、ヨーイドンで達人たちに対談させるって所がSWITCHインタビューの魅力なんです。
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SWITCHインタビューの書籍
SWITCHインタビューは、書籍も発売されています。
異なる分野で活躍する2人の達人が出会い語り合うとき、珠玉の言葉が次々に生まれます。
そんな番組ですから、映像ではなく書籍として手元に置いておきたいという人も少なくないと思います。
また、テキストでじっくり読むのも違った学びや発見があります。
「再放送してほしい」「オンデマンドに出してほしい」という多数の声があるそうですが、番組尺や権利の問題で簡単ではないそうで、そんな方の為にも書籍化が進んでいる様です。
60分というデラックスな番組尺が災いして、定時の再放送枠を確保してもらうのがなかなか難しく…
また、ゲストが出演する映画やドラマ、スポーツの試合などの著作権料が高額になる場合があるため、ネット配信もなかなか難しく…
年間10回程度の「アンコール放送」はあるものの、そんなわけで1度限り!の放送となってしまう回も多いので、「SWITCHインタビュー達人達」は、どうぞくれぐれも本放送をお見逃しなく!
出典:SWITCHインタビュー達人達が本になりました | ここだけの話 NHK公式