「とりあえず3年は働く」の意味と価値

とりあえず3年

とりあえず3年…

日本人なら一度は聞いた事のある、お馴染みの言葉ではないでしょうか。

辛抱すれば成功することを意味する「石の上にも三年」なんてコトワザもあります。

大きな夢を追おうとする若者に対して、年長者が「後悔の無い様に3年だけ頑張ってみろ」なんて言うのを聞いたこともあります。

また、経営者の中には、職をコロコロ変える者より何かひとつでも3年は続けた人を評価する考えを持つ人も少なくありません。

インターネットをする人なら「とりあえず3年の3年が過ぎました」というキャッチコピーの広告を見たことがある人も少なくないでしょう。

そんな日本人の労働観にも根付いている「とりあえず3年」の意味、そして価値について考えてみました。

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とりあえず3年は仕事を続ける意味

私は28歳まで夢追い人で、アルバイトで生計を立てておりました。

28歳になり、はじめて社会人(正社員)になり7年が経ちます。

社会人経験が7年ある私が思うに、3年くらいは同じ仕事を続ける意味はあると思います。

まず最初の1年で、その産業や業界の季節による移り変わりを身を持って知ることができます。

それ以降は、年による変化を観察することができます。

仕事が身につくと言った個人の成長というよりは、世の中や経済の動きを自分の所属している企業を通して知るという事は、1度は経験しておいた方が良いと思います。

もちろん、何かひとつの仕事の全貌を把握するのにも、専門家と言えるレベルになるにも3年くらいは必要だと思います。

学歴や資格などの大きな武器が無い人は「とりあえずでも3年は何かを辞めずに頑張った」という実務経験を持っておくのもひとつの戦略だと思います。

キャリア構築に関する良書

組織開発・人材育成の専門家として第一線で活躍する山口周さんは、著書「天職は寝て待て」で、その仕事をある程度までやり込む事の価値を語っています。

山口周さんは、慶應義塾大学の修士課程修了後、電通で職業人生をスタートさせ、ネットベンチャーの執行役員、外資系コンサルティングファームのコンサルタントを経て、現在はヘイグループのプリンシパルとして活躍しています。

職業人生のスタート地点である電通で、クリエイティブ系の部署へ配属されるものだと思ってたところ、営業に配属されてしまい戸惑ったエピソードが語られる節があります。

その職業なりの面白さや楽しさというのは、結局のところ、その仕事をある程度までやり込んでみないとよく分からない、ということがあります。
例えば私の場合、電通の営業職という仕事の面白さを理解するまでに3年ほどかかりました。

〜中略〜

実際に業務が始まってからは、日々膨大な量の雑用をこなすのに精一杯で、営業という仕事が顧客に対してどういう価値を提供しているのか相変わらず判然としない中、体力的に限界と言えるような連夜の深夜残業が続いて、本当にゲンナリさせられる状態が2年ほど続きました。
これが3年目に入り、比較的小規模の広告主の全体キャンペーンを設計から実施まで任せてもらうようになったころから、徐々に「営業は面白いかも」と思い始めたわけです。

〜中略〜

表面的な「楽しさ」、「かっこよさ」だけに引かれて転職したものの、考えていたのと違うからすぐに転職する、ということを繰り返していたのでは、いつまで経っても「自分は何が好きなのか」ということを理解ではないのではないでしょうか。

「仕事の面白さはやってみないと分からない」より引用

断片的な引用なので伝わりづらいと思いますが、ある程度の奥行きを持った営みは、一定水準以上やり込んで初めて面白さが見えてくると語ります。

「天職は寝て待て」は、転職するしないと言った表面的な話ではなく「幸せなキャリア構築とは何か」という本質的なテーマについて多くの気付きや考えを与えられる珠玉のキャリア論です。

山口周さんのTwitterも有意義です。

「とりあえず3年は働く」の否定派は多い

GoogleやTwitterで「とりあえず3年」などのワードを検索すると、否定的な記事がたくさんでてきます。

中にはまとも意見もありますが「そこまで煽らなくても…」と思う内容もたくさん出てきます。

転職はとても大きな市場なので、アフィリエイトでも非常に成約単価の高いジャンルですから仕方ないですね。

「とりあえず3年は働く」の正解は場合による

「場合による」という言葉を使ってしまうと話は終わってしまうんですが、やっぱりそうなってしまうんですよね。

3年働いてなくても、明確に進みたい道が決まっていれば問答無用で辞めるべきです。

あと、休日が少なかったり、労働時間が長すぎるなど、自由に使える時間が極端に少ない仕事は早急に辞めるべきだと思います。

しかし、辞めた後のビジョンが見えてない人や、ただ漠然と迷っているだけの人は、立ち止まって静かに考える必要があると思います。

とりあえず今の仕事を続けながら、知人に相談してみたり、他の会社のセミナーや勉強会に行ってみたり、転職活動をしてみると良いと思います。

実際に転職する気が無くても、転職活動をすること自体に意味があります。

転職活動を通して、自分の市場価値や今の会社の良い所と悪い所を客観的に見ることができます。

「今の会社は実は恵まれていた」と思う人もいるでしょうし「すぐに辞めるべきだ」と決断できるきっかけになることもあるでしょう。

ただ勢いで辞めるんじゃなくて、勇気を出して他の世界を知ってみることも大事だと思います。

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副業という突破口もある

3年続けるかどうが迷うという事は、何かしらの不満や不安があるということだと思います。

その不満や不安に対して、続けるか辞めるかの二択しかないかと言えばそんな事は無いと思います。

副業がその悩みを解消してくれるかも知れません。

副業には…

  • 収入アップ
  • 本業のグレードアップ
  • 見識・人脈の拡大
  • 転職への肥やし
  • スキルアップ

など、色んなメリットがあります。

2018年は副業元年と言われており、多くのビジネスパーソンが副業に乗り出すと考えられています。

せっかく頑張って採用してもらったのだから、むやみに辞めないで副業という道も考えてみてはいかがでしょうか。

因みに私は副業としてこのサイトを運営しています。

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カテゴリ - 人生

2018/03/01

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