ここで解説するブーメランは、西城秀樹の名曲「ブーメラン」でも、ハントやスポーツに使われる投げる棍棒のブーメランでもありません。
ネット上などでよく使われる、現象・法則としてのブーメランについて説明します。
ブーメランの意味
ブーメランとは、自分のした批判が、そのまま自分に対する批判として返ってくる現象のことです。
言葉の由来は想像に難しくないですね。
棍棒のブーメランは投げた者の所に返ってきます。
その性質からその名が付きました。
SNSなどで誰かを批判したが、過去の自分の言動を掘り起こされ「お前が言うな」「ブーメラン乙」「ブーメラン刺さってるw」などと批判にさらされている状態がまさにブーメランです。
ブーメランの例
- 脱税を批判していた人が「自分も脱税がありました」となって批判される
- 「無断転載はダメです!」と言っている人が、他人の作った著作物を勝手にアイコンにしていて批判される
「攻撃的な批判」ではなく「愛のある指摘」を
ブーメランは誰もハッピーにならない現象です。
説得力のない相手に批判されても人は聞く耳を持とうと思いません。
ブーメランを投げた人だって自分の評価を下げるだけです。
その現象を見ている第三者たちも誰も得しません。
この事は世界最高のベストセラーにしてロングセラーである「聖書」に書いてあります。
聖書は人間に対する教訓の宝庫なのです。
フレーズだけピックアップしますが「義人はいない。ひとりもいない。」「人を裁くな。あなたがたも裁かれないようにするためである。」など、ブーメランが法則であることが分かる記述・ストーリーがいくつもあります。
誰かの過ちを批判したくなったとき、一度鎮まって自分を省みましょう。
自分も同じことをしていないか…
具体的な行いは違えど、同じ様なことをしていないか…
その人と同じ立場になった時、自分は過ちを犯さないと言えるだろうか…
そうやって謙虚に自分を省みることができれば、決して「攻撃的な批判」ではなく「愛のある指摘」に変わるはずです。