インターネットを使って何か調べる時、検索エンジンを使いますよね。
その際、日本人ならGoogleかYahoo!JAPANを使うのが一般的だと思います。
実際に、このサイトに検索エンジン経由で訪れるユーザーの97%がGoogleかYahoo!JAPANです。
内訳は、Google約68パーセントと群を抜いていますが、Yahoo!JAPANも約29パーセントあります。
3番目に多いドコモのポータルサイトdメニューが約2パーセントですから、日本の検索エンジンのシェアのほとんどがGoogleとYahoo!JAPANであることが分かります。
それではどうして「ググる」という言葉が一般的なのに対して「ヤフる」という言葉は使われないのでしょうか。
それにはれっきとした理由があるのです。
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「ググる」の誕生
日本にインターネットが普及したころから、Yahoo!JAPANはポータルサイトとして非常に有名なサイトでした。
Yahoo!JAPAN独自のサービスも充実していましたし、他のサービスへのハブサイト、ニュースサイトとしても機能していました。
もちろん、検索エンジンとしてもです。
しかし、そんな折、日本人にもGoogleが認知される様になりました。
Googleはとても優れたアルゴリズムを持っており、何かを調べる際にYahoo!JAPANとは比べ物にならないほど、満足度の高い検索結果を示してくれました。
Googleが検索エンジンとしての日本人に高く評価されはじめ、インターネットで何かを調べる時はGoogleを使うという慣習が生まれました。
ここではじめて「ググる」という言葉が生まれました。
Yahoo!JAPANを使って「ググる」
Googleの検索エンジンとしての質がYahoo!JAPANを圧倒しているなら、なぜ現在もYahoo!JAPANで検索している人がいるのでしょうか?
その理由は、2010年以降、Yahoo!JAPANがGoogleの検索エンジンをお金を出して搭載し、Googleと同じ検索結果を出せる様になったからです。
どれだけ独自サービスが優れていても、検索エンジンの質が低ければユーザーが離れていってしまいます。
そこでYahoo!JAPANは、お金を出してGoogleの検索エンジンを搭載することを決定したのです。
つまり、いま現在Yahoo!JAPANを使って検索しても、使っているのはGoogleの検索エンジンという事になります。
Yahoo!JAPANで検索しているのに、実際はググっている…
そんな状況で「ヤフる」なんて言葉が生まれるはずもありませんよね。
それが「ググる」があるのに「ヤフる」がない理由なのです。
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